「3倍レバは本当に資産を爆発させるのか?」
「10年続ければ勝てるのか?」
そんな疑問に答えるために、
S&P500の3倍レバレッジを10年間投資した全データを検証しました。
シミュレーション条件
積立投資
- 初期投資:0円
- レバレッジ:3倍
- 毎日1,000円を10年間積立
- 元本:約260万円
- コスト:年率1.3%
- 為替変動を考慮
一括投資
- 約260万円を初日に一括投資
- その他条件は積立投資と同じ
注意
本シミュレーションは、完全自作のため実際の結果とは異なる場合があります。
シミュレーション結果
気になるシミュレーションの結果は、以下の通りです。

積立投資
積立投資のデータを詳細に見てみましょう。
- 勝率:86.5%
- 最高収益率:1279%
- 最低収益率:-85%
- 平均の収益率:257%
- 収益率の中央値:168%
積立投資においてリターンがマイナスになった期間は以下の5パターンでした。
- 「1999年~2008年」
- 「2000年~2009年」
- 「2001年~2010年」
- 「2002年~2011年」
- 「2003年~2012年」
この傾向から2008年起こったリーマンショックによる暴落の影響でマイナスになり、回復するまでに時間がかかっていることが分かりますね。
収益率は平均値と中央値ともに高いですが、最悪元本が85%もなくなるという大きなリスクがあります。
一括投資
続いて一括投資のデータを詳細に見てみましょう。
- 勝率:75.7%
- 最高収益率:3872%
- 最低収益率:-94%
- 平均の収益率:657%
- 収益率の中央値:348%
リスクの高い3倍レバレッジですが、一括投資で10年間も投資運用した場合、勝率が75.7%と高い確率でプラスリターンになっていることが分かります。
一括投資は、勝率と最低収益率が積立投資よりも低いですが、それ以外のリターンについては一括投資の方が優れています。
そのため、総合的にS&P500の3倍レバレッジにおいて、積立投資よりも一括投資の方がリスクが高いですが、爆発力が優れていることが分かります。
利益が一番高い期間のチャート
一番リターンが高い期間のチャートについて確認していきましょう!
積立投資
積立投資の一番リターンの高い期間は「1990年~1999年」でした。
この期間の実際のチャートは以下の通りです。

- 元本:2,602,000円
- 最終評価額:35,878,698円
- 利益:33,276,698円
- 収益率:1279%
この期間は、ITバブルによる株価上昇の恩恵を最大限に受けている理想的なチャートになっています。
1995年までは大きな上昇はないですが、それ以降も継続して積立投資をしていたことで爆発的なリターンを得られていることが分かりますね。
一括投資
一括投資の一番リターンの高い期間は「1989年~1989年」でした。
この期間の実際のチャートは以下の通りです。

- 元本:2,602,000円
- 最終評価額:103,342,732円
- 利益:100,740,732円
- 収益率:3872%
この期間も積立投資と同様にITバブルによる恩恵を最大限に受けているチャートになっていることが分かりますね。
収益率が脅威の3872%で利益が1億越えになっています。
夢のようなリターンですが、再現性がかなり低いためこのチャートを見て夢を見過ぎないようにしましょう。
利益が一番低い期間のチャート
良いデータだけでなく、悪いパターンのデータも確認していきましょう!
積立投資
積立投資の一番リターンの低い期間は「1999年~2008年」でした。
この期間の実際のチャートは以下の通りです。

- 元本:2,605,000円
- 最終評価額:381,247円
- 利益:-2,223,753円
- 収益率:-85%
この期間は、リーマンショックによる暴落の影響で元本割れが発生し、終盤にマイナスになっています。
一括投資
一括投資の一番リターンの低い期間は「1999年~2008年」でした。
この期間の実際のチャートは以下の通りです。

- 元本:2,605,000円
- 最終評価額:152,665円
- 利益:-2,452,335円
- 収益率:-94%
この期間は、ほとんどの期間おいて元本割れを起こしている地獄のようなチャートになっていることが分かります。
2001年ごろのITバブル崩壊から元本割れが発生し、2007年にかけて株価が回復していっていますが、リーマンショックによって資産がほとんど溶けています。
まとめ
S&P500の3倍レバレッジの10年間という投資期間において、
積立投資は、一括投資よりもリターンは小さく、リスクも小さいことが分かった。
一括投資は、爆発的なリターンが得られる可能性はあるが、最悪の場合に資産の9割以上溶ける可能性があることが分かった。
そのため、S&P500の3倍レバレッジに投資する場合は、リスクを気にするなら積立投資、リターンを取るなら一括投資ということが分かった。


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