投資を始めたばかりの方にとって、「一括投資」と「積立投資」のどちらが良いのかは大きなテーマです。今回の記事では、S&P500に20年間投資をした場合のシミュレーションをもとに、実際にどれほどのリターンが得られたのかを紹介します。
対象期間は2001年から2020年。まさにITバブル崩壊、リーマンショック、欧州債務危機、チャイナショック、そしてコロナショックと、数々の波乱を乗り越えてきた20年間です。この激動のマーケットに、もしあなたが投資をしていたらどうなっていたのでしょうか?
シミュレーション結果は以下になります。

積立投資のシミュレーション結果
- 初期投資:0円
- 毎日1000円を20年間積立(合計約503万円)
- 最終評価額:約1296万円
- 利益額:約793万円
積立投資は「時間を味方にする投資法」です。コツコツと投資を続けることで、大きな下落局面があっても長期的には右肩上がりの成長を享受できます。リーマンショックやコロナショックの時も、一時的に評価額は下がりますが、その後の回復と上昇を取り込んで資産は積み上がりました。
初心者の方にとって、積立投資は「安心感のある王道スタイル」と言えるでしょう。
一括投資のシミュレーション結果
- 初期投資:約503万円
- 積立はなし
- 最終評価額:約1442万円
- 利益額:約939万円
こちらが今回のシミュレーションの主役です。
一括投資は、スタートした瞬間にすべての金額を市場に投じる方法です。積立と比べるとリスクは大きいですが、その分、上昇局面を逃さずにリターンを最大限に享受できます。
実際に2001年からの20年間では、積立投資よりも約146万円多い利益を生み出していました。
チャートから見る投資の山と谷
グラフを見てみると、いくつもの大きな下落局面がありました。
- 2001年~2002年:ITバブル崩壊
株価は急落し、一括投資をしていた人は大きな含み損を抱えました。 - 2008年~2009年:リーマンショック
金融危機で株価は暴落。資産は半分近くまで落ち込んだ時期もありました。 - 2015年:チャイナショック
- 2020年:コ〇ナショック
しかし、それらを乗り越えた結果が「20年後の1442万円」という評価額です。
一括投資は「夢を見せてくれる投資」
積立投資は確かに安心感がありますが、今回のシミュレーションを見ると、一括投資のリターンの大きさは圧倒的です。
もし2001年に503万円を一括投資していたら、20年後には1442万円に。利益は939万円です。これは、サラリーマンがコツコツ働いて貯めるのとは別の次元のスピード感です。
もちろんリスクはあります。途中で売却してしまえば、大きな損失を確定させる可能性もあります。しかし、長期的に持ち続ける覚悟があれば、一括投資は「夢を現実にする力」を秘めています。
まとめ
- 積立投資:安定的にコツコツと増える
- 一括投資:リスクは大きいが、リターンはさらに大きい
投資初心者の方には、まずは積立投資で基盤を作るのがおすすめです。
しかし、まとまった資金を投入できるなら、一括投資が見せてくれるリターンは非常に魅力的です。
「もしあの時、一括投資をしていたら…」
そんな夢を持ちながら、あなた自身の投資スタイルを考えてみてはいかがでしょうか。


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