NASDAQ100 一括投資 vs 積立投資|20年間のチャートシミュレーション(2003~2022年)

NASDAQ100 20年

投資を始めると必ずと言っていいほど出てくる疑問が「一括投資と積立投資、どちらが有利なのか?」という点です。特にNASDAQ100のような成長力のある指数を対象にした場合、その差はどの程度生まれるのでしょうか。今回は2003年から2022年までの20年間を対象に、一括投資と積立投資のシミュレーション結果を解説します。過去の大きな相場変動を振り返りながら、投資手法の特徴を整理していきましょう。


シミュレーションの前提条件

  • 投資対象:NASDAQ100
  • 投資方法:一括投資 vs. 積立投資
  • 積立投資:初期投資0円、毎日1000円を20年間積立 → 積立合計 約503万4千円
  • 一括投資:約503万4千円を2003年初めに一括投資、追加積立なし
  • 実質コスト:0.323% を考慮

一括投資と積立投資の最終結果

シミュレーション結果は以下になります

  • 積立投資
    • 最終評価額:約 2,011万円
    • 元本:約503万円
    • 利益:約1,508万円
  • 一括投資
    • 最終評価額:約 5,021万円
    • 元本:約503万円
    • 利益:約4,518万円

結果を見ると、一括投資は積立投資を大きく上回っています。これはNASDAQ100が長期的に右肩上がりで成長したことに起因します。特にリーマンショック後やコロナショック後の急回復をフルに取り込めた点が大きな要因です。


相場の節目と投資結果の推移

2003~2007年:ITバブル崩壊後の回復期

2000年のITバブル崩壊を経て、2003年以降NASDAQ100は徐々に回復基調に入りました。一括投資を選んだ投資家は、この回復相場をフルに享受。一方積立投資は、まだ基準価額が低いうちに少しずつ買い増ししていく形で、将来の利益の種を仕込む時期となりました。

2008年:リーマンショック

世界金融危機により株価は大暴落。一括投資は一時的に大きな含み損を抱えました。しかし積立投資は、安値で多くの口数を購入できたため、後の回復局面で効果を発揮します。

2010~2019年:IT・GAFAの黄金期

Google、Amazon、Apple、Facebook、Microsoftなどの成長によりNASDAQ100は急上昇。この局面では一括投資が圧倒的な成果を出しました。積立投資も順調に利益を積み上げましたが、初期の安値で大量購入していた一括投資との差は広がっていきます。

2020年:コ〇ナショック

株価は短期的に暴落しましたが、その後の金融緩和によりNASDAQ100は史上最高値を更新。一括投資は大幅な含み益をさらに伸ばし、積立投資も急激に資産が増加しました。

2021~2022年:金融引き締めと地政学リスク

米国の利上げ、ウクライナ侵攻、中国のロックダウンなどが重なり株価は調整局面に入りました。それでも20年を通じて見れば、両投資法ともに大きな資産増加を実現しています。


一括投資と積立投資、それぞれの特徴

  • 一括投資
    • 成長局面を最大限に取り込める
    • 暴落時には大きな含み損を抱えるリスクあり
    • 「長期的に上昇する」という確信が強い投資家向け
  • 積立投資
    • 暴落局面で安値購入できるため、精神的に安定しやすい
    • 上昇相場では一括投資に劣後するケースが多い
    • 投資初心者やリスクを分散したい人向け

まとめ

2003年から2022年までの20年間を振り返ると、NASDAQ100の圧倒的な成長力により、一括投資の方が最終的なリターンは大きくなりました。ただし、リーマンショックやコ〇ナショックのような大暴落を乗り越える精神的な負担も伴います。一方積立投資は安定感があり、長期的には元本の約4倍に成長しました。

投資の正解は一つではありません。リスクを許容して高リターンを狙うなら一括投資、時間を味方にして堅実に増やすなら積立投資。自分の投資スタイルやリスク許容度に合わせた選択が重要です。

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