「3倍レバは本当に資産を爆発させるのか?」
「20年続ければ勝てるのか?」
今回は、
S&P500の3倍レバレッジを20年間投資した全データ
を検証しました。
条件は実際の投資に近づけています。
■ シミュレーション条件
【積立投資】
- 初期投資:0円
- 毎日1,000円を20年間積立
- 総元本:約520万円
- 信託報酬:年1.3%
- 為替変動を考慮
【一括投資】
- 約520万円を初日に一括投資
- その他条件は同じ
■ 結論:爆発力は“異次元”。ただし破壊力も異次元。
シミュレーションの結果は以下の通りです。

まず直近のケース。
▶ 2006年〜2025年
一括投資
- 最終評価額:55,757,876円
- 収益率:968%
積立投資
- 最終評価額:115,099,638円
- 収益率:2105%
520万円が1億円超え。
通常のS&P500では到達しない領域です。
■ しかし、現実は甘くない
次に下落相場を含む期間を見てみます。
▶ 1999年〜2018年
一括投資
- 最終評価額:2,578,109円
- 収益率:-51%
20年保有しても半減。
▶ 1989年〜2008年(リーマン直撃)
積立投資
- 最終評価額:2,251,621円
- 収益率:-57%
20年積立してもマイナス。
これが3倍レバの本質です。
■ 最強だった期間
▶ 1980年〜1999年
一括投資
- 最終評価額:805,187,178円
- 収益率:15,438%
520万円が 8億円超え。
理論上はここまで伸びます。
■ なぜこんな差が出るのか?
3倍レバは
✔ 上昇局面では指数の約3倍
✔ 下落局面でも約3倍
✔ 日々の値動きで減価が発生
✔ コスト1.3%が長期で効く
特に重要なのが
ボラティリティドラッグ(減価)
相場が上下を繰り返すと、
指数が戻ってもレバは戻りません。
■ 積立 vs 一括の違い
今回のデータでは、
✔ 超強気相場 → 一括が圧勝
✔ 暴落を含む相場 → 積立がやや有利な場合あり
✔ しかしどちらも大きくブレる
つまり、
タイミング依存度が極端に高い
ということです。
■ 初心者が知るべき重要ポイント
① 20年でもマイナスは普通に起こる
② 含み損50%〜80%も現実的
③ メンタル崩壊リスクが非常に高い
3倍レバは
「リターンが3倍」ではなく
「値動きが3倍」
です。
■ では、投資初心者はどう考えるべきか?
結論としては、
✔ コア資産には不向き
✔ 余剰資金でのサテライト戦略向き
✔ 暴落局面での少額投資は有効
もし生活資金や老後資金を投じるなら、
リスクが高すぎます。
■ 今回の検証から分かること
- 成功すれば億超え
- 失敗すれば半減
- 20年でも安心とは言えない
3倍レバは
ハイリスク・ハイボラティリティ商品
であることは間違いありません。
■ まとめ
S&P500の3倍レバレッジを20年運用すると、
✔ 爆発的リターンの可能性
✔ 同時に大きな破壊力
両方が存在します。
投資初心者に伝えたいのは、
「増える可能性」よりも
「耐えられるかどうか」
を先に考えること。
レバレッジは魔法ではありません。


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